1. 信号機制御回路

2025/12/17

はじめに

このたび、開発ブログのページを作成しました。
他のページに比べて緩めに、試行錯誤の過程や開発途中の話、失敗作についても書いていこうと思います。
今回は、第1弾です。


目次

  1. ブレッドボードでの回路作成
  2. プリント基板にしたい
  3. 完成・お披露目

タイトル画像

1.ブレッドボードでの回路作成


信号をたくさん制御したい!

ということで、多くのLEDを制御する電子部品として、8ビットシフトレジスタ(74HC595)を採用しました。 最初に取り組んだのはブレッドボードを使ったテスト。指定のLEDだけを点灯することができるのかを試してみました。

最初は思い通りいきませんでした。
マイコンから点けたいLEDを指定して信号を流すのですが、シフトレジスタ1個ならうまくいくけど、2個直列にした途端めちゃめちゃな点灯をしたのです。 これでは、一つの信号に一つのマイコンが必要になるじゃないか、ということで、シフトレジスタを使う意味がわからなくなってきました。

何かがおかしいはずだと原因を探します。
1つでうまくいくのに、増やすとメチャクチャになると言うことは、データのやり取りがうまくいっていないんだろうなと考えました。
その後試行錯誤してうまくいった結果が下のような配線です。


ブレッドボードの配線

結論として、初めの何が良くなかったかと言うと、シフトレジスタ同士を繋ぐデータ線が長すぎた、と言うことです。 これらを集積させ、最短のジャンパワイヤで接続したら、意図通り、20個以上の制御がうまくいきました。

その後、信号機10台(LED50個)の制御をできるように拡張したのが上の画像になります。

面倒な点としては、このブレッドボードから、各信号機のLEDまでの配線は伸ばさないといけません。そこは頑張るだけです。


テスト中の信号


2.プリント基板にしたい

機能としては上で十分です。 ただ、ブレッドボードの配線を作るのって結構大変なんですよね
そこでプリント基板にして、大量生産しようとチャレンジしてみました。


失敗した信号制御

回路自体はブレッドボードの忠実再現です。ただ、基板発注費を安くするためにサイズを考慮して、シフトレジスタは6個にしました。 「回路そのままだし、うまくいくでしょ」と思っていました。

が、、


うまくいきませんでした。


まさかの失敗。回路変えてないのにな、基板注文のデータを間違えたかな、と色々考えて色々確認しましたが、問題なし。 ブレッドボードしか無理なのか、、?と思ったりもしました。


ただ、1つ気がつきます。

どううまくいっていなかったかというと、点灯がめちゃめちゃだという、ブレッドボードで苦戦した時と似た状況なのです。
ということはデータ線の問題?
そうと信じて、配置を変えてみました。

成功した信号制御

シフトレジスタ同士を繋ぐ線を、できるだけ短く繋げるように意識しました。 本当にこれで直るという確証がないまま挑戦した再設計・再注文だったので、かなり不安でした。

心配の中、配線をつなげてやってみると、、


うまくいった!!

データのシリアル線ってかなりシビアなんだな、という学びを得ました。 何はともあれ、無事に信号制御回路のプリント基板化に成功したのです。


3.完成・お披露目

駒場祭で展示した信号機

駒場祭では、計26個の信号機を設置できました。 初めのブレッドボードで10台、プリント基板の回路3セットで16台を制御しました。 圧巻の光景で、製作者も大満足です。